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紅葉の名所・京都/瑠璃光院はまだ色づき始め カメラの準備、アクセスについて(動画メイン)

11月に入っても20℃を超える夏日があれば、ここ数日でぐっと冷え込むようになりました。

秋らしい秋というものを感じることもなく冬が訪れ、身体も心も調整が難しい今日この頃。

いわゆる、私たちが以前から知っている秋はいつになったら戻ってくるのか、それともう戻ってこないのか。

11月21日は紅葉の名所として知られる京都八瀬の瑠璃光院の特別拝観に行って参りました。

山と渓谷がおりなす風光明媚な八瀬の地は、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が当地の釜風呂で傷を癒やされたと伝わっており、平安時代の昔から貴族や武士に愛された保養地でした。

浄土真宗のお寺である瑠璃光院はそんな八瀬の地にある隠れた名刹でしたが、近年はSNSなどの普及で映える写真が撮れる、憧れのスポットとして人気でもあります。紅葉の時期は混雑しますから、今は、秋の特別拝観期間の一部は予約をしないと入れません。

私は10月の予約開始後、すぐに紅葉ピーク時をねらってすぐにネット予約を済ませましたが、いわゆる11月になっても暖かい日が続いておりましたので紅葉も1週間ほど遅れている様子。ということで、私が行ったときはやはりまだ色づき始め、でした。

入場受付は長蛇の列、寺の建物の中も常に満員、でなかなか静かにゆったりと拝観とは行きませんでしたが、”リフレクション紅葉”の撮影スポットで知られる書院二階などでの絶景は押さえることができました。

多くの方がカメラで撮影をされていたし気になる方もいらっしゃるかと思いますので、ちょっとここでカメラの準備についても記載しておきます。(私の場合、動画メインです)

カメラ機材の準備

まずスマホで手軽に済ませるというだけならばさっとできる作業でも、一眼などの本格的なカメラですと、建物の中でバッグから出したり入れたり、レンズ交換もしたりは、場所もそれほど広くありませんしその上人が多くて難しいと思います。境内に入る前に受付確認後、山門に入る待ち時間で先にバッグから取り出して準備しておくといいと思います。

館内は主に超広角(20mmは最低欲しいかな)、それから外は標準レンズ〜中望遠くらいは1本ほしいところ。前述の通り、人が多いのでレンズ交換も気軽にできませんのでなんだかんだズームが重宝します。書院二階の絶景スポットだけなら広角があれば十分です。

境内に入れば一脚、三脚は使用禁止です。動画撮影のジンバルなんかも禁止とは書いていませんが、そもそも人が多くて、これもセッティングしたりするには運用は難しいと思います。

カメラの設定(F値,シャッタースピード,ISO)。

設定に関しては、基本、個人の好みだと思いますのでこれといって正解はありませんが、カメラ初心者の方でも撮って持ち帰った後、何年経っても素材として使えるようにする、というにはちょっとだけ意識しておいた方がいいと思います。それはf値。ポートレートで人物と一緒に撮るというのは話は別ですが、写真の事例のように景色だけ撮りたいというのであればf値は8〜11がベストかなと思います。(レンズの解像力がもっとも活きる絞りがこのあたりと言われています。)

動画がメインの方は、ジンバルの有無も気になるところ。

こちらは前述しましたが、カメラと一体物と考えるとジンバルは禁止されているのかどうかわかりませんが、境内は建物も含め人が多く大きなリュックを背負っていてもレンズ交換すら余裕がないと思ったほうがいいでしょう。手ぶれが気になる方は、2.5倍スロー(4K60P )などでうまくごまかしながら撮影する方がいいと思いますが、混雑している環境音を録りたいというのでもなければスローで行ききれると思います。というか、スローで撮影した分、撮影時間を短縮できるので後ろの方へのできる限りのマナーとなると思います。

ただい、その分ISOは上げる必要はあります。

私の使用機材とセッティングをご紹介します。

SONYのα7iv×2470GM2の組み合わせでf8〜11くらいに絞ってノンNDでlog撮影(ISOは800or3200)。

それから、片手にぶら下げてのサブ機FX30でSELP1020Gf8〜11くらいに絞ってノンNDでlog撮影(ISOは800or2500)。FX30は4K120Pで撮影すると1.6倍ほどクロップが入るのと暗所ノイズが入りやすくなるので気をつけなければなりません。

やはり瑠璃光院のTPO考えると、60Pがちょうどいい感じかなと個人的に思いました。屋内での撮影にも関わらず、被写体のリフレクション紅葉は日中の光量だけでノイズも目立つものはなかったと思います。この日のように紅葉が色づき始めのときは、後でカラグレで色を持ち上げて多少雰囲気は出ますので、紅葉のピークに合わなかった中での何よりの救いでした。リフレクション待ちの間にでも人の合間から庭の紅葉にカメラは向けられますからそこでピクチャープロファイル、ISO、ホワイトバランスなどは確認しておきましょう。

今回は初の瑠璃光院でしたが、もし、書院二階のリフレクション紅葉のみを撮影するというのであれば、FX30×SELP1020Gを持参して軽量・コンパクトな装備で撮影一点集中したいと思います。フルサイズでしたらSONYに限ってでいえば2070G一本で十分だなと思った次第です。

アクセス

さて、瑠璃光院のアクセスですが、タクシーで来られる方もいらっしゃいますが、当日は周辺の渋滞も予想されますしタイムマネジメントが難しいと思います。受付予約確認時刻に間に合わないと、せっかくなのに入れないということにもなりかねませんからね。私の場合は少し早めについたのですが、受付が前倒しになったので20分ほど早く受付がすみました。最寄り駅の八瀬比叡山口から徒歩10分足らずの距離ですので、電車がオススメかなと思います。

受付確認は外なので寒い待ち時間になりかねません。防寒対策はもちろん、駅で準備を万端にしておくことも想定して電車が便利です。ちなみに、お寺の中にはおよそ1時間ほど滞在したと思います。

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