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人日の節句と七草粥と被災地に思うこと

暦では、一月六日は二十四節気の小寒、一月七日は人日の節句と続きました。

小寒は寒の入りというように、ここから節分の二月三日までは寒の内といい、厳しい冬の寒さが続きます。

自然というのは立派なもので、暖冬と言われる本年でも暦のリズムにぴったりと合うように、寒さを運んでくれています。

この記事を書いている本日1月9日の朝はこちらの気温で1度と今季の冬としては一番の寒さになっていますからね。

1月6日〜8日は三連休だったところもあり、今日から正月明けという気分になっていますが、我が国では7日の人日の節句に、七草粥を食べる風習があります。

セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ,ホトケノザ(タビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の七種の若菜、春の七草を摘んで食べれば多くの薬膳効果もあるそうです。

お正月に食べ過ぎて弱った胃にもちょうどいいですし、風邪を引きやすい寒い時期ですから七草の入った温かいお粥は身体の免疫力を高めてくれそうですね。

家族、親族でハレを祝うお正月の華美で美味しい料理が続いたあとは、こういう質素なものがまた美味しい。

むしろセットのようなもので日を跨いで人日の節句の日にお粥で締めるところまでが正月料理なのかもしれませんね。

ただし、今年のお正月はいつものような、穏やかなものにはなりませんでした。

正月を毎年迎えられることは皆が息災でなければならないという当たり前のことですが、能登の震災とJALの事故のニュースでその当たり前のことが崩れてしまいました。被害に合われた方々のお気持ちを慮りますと、本年は素直に慶んで新年を祝うのもどこか憚る気持ちになっています。

たまたま私どもは被災はしませんでしたが、近年の自然災害や気候変動、あるいは海外の戦争やテロなどとのきな臭い状況などを鑑みると、明日は我が身という危機感が募ります。

しかしながら、日本全体が自粛モードになってしまいますとかえって経済的な損失が大きくなりますし、また、善意であっても現地の状況も把握できないままに無鉄砲に被災地にボランティアに行くなどの行為はかえって現場の混乱を招いたりして余計なお節介にしかなりかねないということも往々にしてあります。非被災者にとってはもどかしいところもあるのですが、やはり、私たちには私たちのいる場所でベストな選択を模索していくしかありません。

となると、やはり然るべき災害支援機関を選んでの寄付などくらいしかできないのでしょうか。

それから正月早々、昨年の大ヒットドラマVIVANTが一挙再放送されていましたが、デマ情報などによって現場の混乱を防ぎ被害をこれ以上大きくしないように、SNS等を始め私たちひとりひとりが諜報部員のようにリテラシーを高めておくことも大切なことかと思いますね。

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